こだわりの住宅品質

こだわりの住宅品質

コンクリートにも、品質があります。

基礎工事に使用される生コンクリートは、見た目には分からなくても品質にばらつきがある可能性があります。マンション建築の場合は、現場監督などが品質管理をしていますが、木造建築の場合は、基準の違いもあり1棟毎に外注しているのが一般的です。当社では、住友林業(株)(木材建材事業本部)に発注することで、JIS認定の品質を提供しています。木造建築において、この管理体制を行うことが、アーネストワンの強みです。

一般的な不動産会社は、基礎屋の裁量によって品質が左右する。アーネストワンでは集中発注を行うことで、品質が安定している。

マイスターが貼ると、断熱効果が違う。

グラスウール断熱材はキレイに貼れないと断熱効果が落ちます。時には、結露で家にダメージを与えてしまう可能性もあります。そこで、当社では社員や職人さんにガラス繊維協会の実践するマイスター認定の取得を奨励しています。同時に、断熱材自体の貼りやすさの研究も行い、キレイに貼りやすい断熱材の開発と貼り方の施工技術を構築し、実践しています。

マイスターに認定された職人による断熱材設置の様子

アーネストワンには、800名を超える断熱マイスターが所属。

ガラス繊維協会マイスター認定者は、社員377名/施工大工439名(2014年現在)。現場管理を行う当社社員もマイスター資格を取得し、施工品質をチェックできる体制を整えています。


壁全体で家を支え守る、耐力壁。

耐力壁に使われる耐力面材ダイライト(壁の外に貼る板)は優れた性能を持ちますが、釘がめり込みすぎてしまうと強度が出ないことを指摘されていました。どのように使えば、その効果を最大限に引き出すことができるか?当社は独自で実験・研究を行い、ダイライトの強度が落ちない施工方法を開発。使用する「大頭釘」、さらには、「大頭釘」を打ち込む機械までも開発に成功しています。

「大頭釘」はJIS規格で規定外だったため、ダイライトに「大頭釘」を使った耐力壁の国土交通大臣の認定を新たに取得。現在の試験方法でも壁倍率2.5倍の高い耐震性能をクリアしています。さらに、裏面に筋かいを入れる工法を使うことで実質壁倍率4.5倍の強度を達成しています。
※ダイライトの供給状況により、他の耐力面材を使用する場合があります。

国土交通大臣認定取得:「大頭釘」開発ストーリー

耐力面材ダイライトを取付ける時に、一般的にはN50と呼ばれる釘が使われます。しかし、この釘の頭の直径は6.6㎜。慎重に打ち込まないと深く入りすぎて面材を傷つけてしまいます。そこで、当社は(株)カナイにできる限り大きな直径の頭を持つ釘が作れないだろうかと提案。製作から試験データの収集まで2年以上の歳月をかけて「大頭釘」は誕生しました。大頭釘の頭の直径は、8.4㎜。N50より1.8㎜も大きくすることができました。しかし、新規格の釘ですから、当然これに対応する釘打ち機も存在しません。大頭釘に対応する釘打ち機も併行して開発を行い、面材を傷つけずに効率的にダイライトを取付ける技術が生まれました。この大頭釘によるダイライト取付は、国土交通大臣認定を取得しています。


工業化・分業化で建てる、こだわりの住宅。

当社は工場で建築資材を製造するフルプレカットを採用。一棟一棟微妙に異なる資材までも、できる限りプレカットすることで住宅品質の均一化を図っています。技量によるばらつきが生じやすい下駄箱や床下収納などの家具も工場で組み立てまで行ってから納品し、現場での作業負担を軽減すると同時に高い内装品質を実現しています。まさに、ファクトリーメイドの家が、アーネストワンの家。また、従来「上棟作業」から「内装工事」までを同一の大工さんが施工する方法が一般的でしたが、当社では分業化。建前工事までは「上棟専門の大工チーム(フレーマー)」が一括対応し、内装は各戸担当の大工さんが仕上げる分業化を徹底しています。それぞれの担当が専門的に作業行うことで、効率化と熟練度の向上を図っています。

全長50mの最新鋭プレカット工場(栃木県真岡市)

創意工夫の精神伝承:大工会

当社では現場発想で改善・改良を大切にしています。その取り組みの一環として、2013年の8月に「大工会」を発足して年に2回は地域毎に会議をしています。現場で働き、現場を知りつくした職人たちが、常日頃感じたり考えたりしていることにこそ、新しいアイデアや工法の効率化、コスト削減に結びつく大きなヒントが隠れているからです。もちろん、住宅品質向上に直接つながる技術の共有にも大きく役立っています。会員は現在961人(2014年7月現在)。


一棟70項目以上の工程記録を完全保存。

施工品質は、厳しくチェックされています。一棟につき70から80項目、工程ごとの写真撮影を義務づけており、施工の正確さと進捗状況を現場監督が専用の進捗管理システムを用いて、厳しくチェックしています。さらに、撮影された写真は工程管理システムと連動しており、各地区の所長と工事長によるチェックの後、本社において全国一元管理し保存されています。

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